秋月シリアル-USB変換ケーブルをWindows8.1 64bit (Pro)で使う

まあ、ドライバの選択の話だけなんだけど。

 ProlificのPL2303(とその後の幾つか)を使ったUSB-シリアル変換ケーブルは Windows 64bit 以降、同社のドライバ供給が途絶えて動作しなくなっている。これについて多数の方々が回避策を示しておられるのでわざわざ今更取り上げることも無いだろうと思われるが、備忘録まで。

(1) 秋月のQ&Aサイトから
PL2303_Prolific_DriverInstaller_v1.5.0.zip 2011.10.24
をダウンロードする。WHQLを通っているせいか、これだけはちゃんと動くようになってるみたい。

(2) それより新しいドライバがインストールされている場合、このケーブルを抜いた状態でコントロールパネルの「プログラムと機能」からアンインストールする。

(3) C:\Windows\System32\DriverStore\FileRepository の下に ser2pl~何たらかんたらと言うフォルダがあればそれを脇にどけておく。…本当はバッサリ削除と行きたい。が、他の人の環境では他のこの名称で始まる製品がインストールされているかも知れないので、後に戻せるようにデスクトップにでも置いておく。戻し方は知らないけど。

(4) 取りあえず再起動。

(5) (3)のフォルダが復活していないことを確認し、(1)のインストールをする。

(6) ケーブルを接続し、デバイスマネージャで正しく認識されているか確認する。

 私の場合これで上記の環境で問題なく使用できている。USB3.0のソケットでももちろんOK。64bitのドライバに金を徴収するってどんだけ迷惑よ。>MS

 他社の製品でもPL2303を使用しているものであれば、infを書き換えるとか、USBのVID,PIDを書き換えるとかいろいろ報告されている。因みに2303X用の書き換えツールは、書き換えてしまうとケーブルを認識しなくなって二度と戻せなくなるので注意。なんでこんなところでセコいチェック付けるのか全く理解できない。
 FTDI製チップを使用したケーブルも幾つか持っているのだけど、頑丈さでこのケーブルが秀でているんだよね。

 例によってこれでいかなる損害が発生しても誰も何の保障をしないのであしからず。