USB Type C の憂鬱 (2)

ケーブルガイ買い

 ケーブルガイとは、一般的にはケーブルテレビなどの配線工事を行う者のことを指すようだが、俗語で「何でもいい加減に済ませて物事をごちゃごちゃにしてしまう奴」のような意味、って聞いたことがある。

 ここでのケーブルってのはそう、前の続き、USB TYPE-Cに関するものだ。

 Type-Cの普及以前から、真面目な会社は真面目にケーブルを作って販売している。ちゃんとしたケーブルはそれなりにお値段のするものだが、PCやAV機器をつなぐ上では真面目に選択するべきだ、と思っている。出自のわからないケーブルは「やっぱり駄目だった」とか言って別のものを買い求めて結局無駄遣いになるばかりか、これとこれの間はダメだったけど、あれとそれの間なら問題ない、とかで捨ててしまえないところもダメだ(いや、捨てよう)。今ならUSB micro-Bの充電・データ接続ケーブルがそんな状態になっている。

 また、規格が廃れて、でも古い機種をたまに使おうとするとびっくりするくらいケーブルが高価になっていることが多い。コネクターもしかり。個人的にはMacintoshで使っていたSCSIケーブルがたくさん余っている。これは純正CD-ROMドライブとかSCSI外部ディスクを持っているからだ。パラレル接続のCD-ROMドライブも未開封だし。ディスプレイの四端子ケーブルなんて貴重で捨てられないよね…墓まで持っていけるかっての。

 話を戻そう。

 USB Type-Cはちゃんとしたケーブルを選んだ方が良いですよ、って話だった。

 今回ばかりは余分なものを買わず、ちゃんとしたものを少しだけ買おうと思っている。そうしないと、またあのNHKと仲の良い役所が、不具合のあるケーブルは発火する、あるいは電力上限の小さいケーブルに大電流を流すと発火する、という当たり前の映像を撮るために、職員を何人月も使う税金の無駄遣いをしてしまうからだ。

 いや、違う。機器を壊してしまうからだ。場合によっては、そりゃ家も燃えるだろう。

 USB-CのPDほど危ない規格がかつてあっただろうか。同じ線に異なる電力を加えるのだから。変な機器同士をつなぐと「知らずケーブルガイ」になってしまう。
イメージ 1
 ともにPD対応ケーブル。
 白くて細い方が、Uniって会社の20v/5A対応 2m アマゾン\1199 何とカラー印刷の説明書と紙箱入りで来た。一人の評価で20vはダメだった、と報告あり。
 黒い方が前回紹介したBluetoothレシーバーの会社、多摩電子工業TH62CC12K 15v/3A対応 1.2m(秋葉原某店\1300、アマゾンだと\2000超えてた!)梱包はブリスターパック。アマゾン評価無し。

 白が100W、黒が45W対応ってことなんだけど、メーカーの信頼込みで、外見だけじゃ対応電力なんて想像つかないよって話。まあ、今は 12v/3A = 36W が手持ち機器の最大なんだけど。

 「少しだけ」とか何とか言って既に同じものが二本ある…いや、こ、これは、長さが違う。最初に間違って2mのものを買ったものだから…orz ケーブルは、できれば短い方が良いですよ。