ラズベリーパイ400到着

 イギリスから思わぬスピードで届いたRaspberry Pi 400(以下RP400)と、ラズパイ用と称して売られているUSBキーボード。 同時購入で送料込み一万円くらい。


 国内では一方的にお世話になってるKSYさんがRP400は取り扱い予定、キーボードはすでに販売中だけど、USキーボード版が欲しかったので個人輸入。キーボードもSUBハブ機能付き、ってことで、今これを売っているHHK Liteと同類として使おうと購入。これもUSキーボードで、色は黒/グレー。本当はRP400も黒が欲しかったが、無かったみたい。因みに日本語版はすでに売り切れていたが、米国版は在庫があった。

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 まずRP400の方だけど、従来機より性能アップしているものの、電源が足りるか不安だった。でも今のところアマゾンで購入したRaspberry Pi4用、と謳う5.1v/3AのACアダプタで雷マークは出ていない様子。メモリは4GBなので事実上十分だが、8GBがあったらそっちを買ったと思う。I/Oのスペックは発表通りなのであまり言うことはないが、USBは3ポート(USB2のポートが一つ削られている)で、イヤホンジャックを廃止。もちろんテレビにつなぐ赤白黄色のポートも無いので、音声は基本的にHDMIに依存する。有線ネットワークポートは出てる。マイクロHDMIは2個残ったままのは良いけど、ポートが近い(と言っても従来機と同じくらいだが)ので、変換アダプターはドングルタイプじゃなくて短いケーブル付きのが良いだろう。因みに従来機に比べるとUSB-CとマイクロHDMIx2は配置が逆。キーボードの背面にずらーっとケーブルが出ることになるので、机の狭い人用ではない。通常はHDMIとマウス、電源くらい。

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ポート類。向こうの黒いのはHHK Lite



 RP400もラズパイ用キーボードも、キー面は殆どコモディティと化しているペタペタの安物チョコレート。だが、Windowsキー、あるいはマックのコマンドキーにはラズパイのシンボルが入ってる。ただ、型は作り直しているだろう。カッチリできている。裏のモールドは当然専用品。キーボードの方も裏は膨らみはあるが、RP400と同じではない。こちらはUSB micro-Bのインと、USB-Aのアウトが3個。HHKが2個だったので、マウスをつなぎ、USBメモリとかを挿しても更に一つ余る。ありがたい。(でも長時間タイピング向きではないんだよね、元々。

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キーボード背面



 RP400の方は電源キーも目を引くが、最初のパワーオンはこれまで同様、電源接続時になされる。シャットダウンしてACアダプタを抜く前だったらこのキーでパワーオンできる。
 ラズパイ用キーボードも悪くない。正確には黒いフレームにグレーのキーである。キー形状はペタペタだが、反発がやや強く、普段青軸を使っている私には、まあ、この値段ではこんなものだろうと納得できる。もちろんクリック感は望めないが、以前持っていた似たようなBluetoothキーボードに比べると、ただ指を置いただけでは入力できない程度の堅さはある。

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上: HHK Lite, 下: 今回の購入品。


 実はこのキーボード、RP400より若干大きめの箱で届く。なぜかと言えば、接続用ケーブルが付いているからである。このケーブルも低学年で雑に扱われることを見越してか、やけに太くて上部層である。
 RP400もキーボードも、電池を内蔵していない点に高評価をあげたい。


 入れるOSには何の変化も無いので、これまでのRaspberry Pi Imagerを使うが、最近の私は64bit版をダウンロードして書き込む。Mathematicaが動けばデスクトップ用として問題ない。手持ちのmicro SDカードで最速のSanDisk Extreme 64GBを投入。最近はレクサーなんてさらにお高いものもあるが、私が勝手に絶対の信頼を寄せるSanDiskを試してからでも良いだろう。


 そうね、このRP400を見てPC8001のノスタルジーを感じないかと言えば嘘になる。と言ってもPC8001は所有していたわけではなくて、大学の研究室にあり、分解して中の基板だけ流用したのだが。でもそれと比べると隔世の感がある。作りはちゃちになったが5vで、こんなに軽く、こんなに速く、こんなに安い。


 さて、ますます子供達には頑張ってもらわねば。教材買ってあげるのは大人の役目だよ。