久し振りのシンセサイザー DS-10!

20080727 DS-10
 今、我が家で現役で動いている唯一(二台あるのだが)ゲーム専用機が任天堂DSである。このトシにして…の名誉のために言っておくが、私のDSは当てる気の無いネットの懸賞で一発で当てたものである。いや、だからと言って誰かにあげるわけではない。
 まあ、当初は数毒(まあ、いいかこのままで)やらFFやら遊んでいたが、その内DSブラウザなんぞに手を出してつまらない(使えない)ネット機になり…まあ、この手のキカイはソフトが全てである。
 で、本日、私が初めて予約までして購入したソフトが届いた。KORG DS-10である。アマゾンで大変レポートがされているからさらっと言うが、こいつはシンセサイザーのエミュレータみたいなものである。とてもじゃないが本日届いて本日レビューを書ける代物では無い。しかし、期待通り過ぎて面白いのか、これは。とにかくデモ音で遊んで、パラメータ変えて遊んで、パターン編集して遊んで、Song作って遊んで…これ保存容量に限界があるから、あくまで刹那的な音しか作れん。エミュレーションと言うイミでは技術的にもまじめに作ってあるし、でもそいつは所詮ゲーム機の音だからオンガクに流用するにはちと難しい。操作も緻密にできるが、うーん、どうして画面がこんなに狭いんだーって叫びたくなる。
 マニュアルのどこかを探ればひょっとしたら無線LANでデータ保存できて、MIDIデータ取り込めて、PCのソフトに取り込んで…と期待させるが、そこまでは造りこまれていないようだ。最高8台までのDSを連動させて演奏させることはできるのだが、うーん、これがこのソフトの棲み分けってことか。そう、それ以上を望むのなら高々4800円じゃなくってその何十倍かの機器を買いなさいってことですね。
 しかしマニュアルのどこを見ても、ゲーム機を使う人向けのソフトじゃない。むかーしのシンセサイザーを知っている人向けと感じる。
 でも、既存のジャンルに捕らわれず、オリジナリティと訴求力のある良いソフト。これを機に各シンセメーカーが発展的にソフトを出し合って、それらをDTMの環境に有機的に取り込めればオンガクの敷居が少し低くなる。

 KORGは、何と言うか、私にとって縁あるシンセメーカーである。初めて買ったシンセサイザーは廉価版シンセの切り込み隊長POLY-800だ。しかしキンキン(当時ね)のヤマハとニュートラルなローランドに挟まれて不安定な楽器作りをしていた。ああ、CASIOってのもあったなー。個々の楽器は充分に個性的でちゃんと作ってあるのだが、すぐに全く異なる楽器を造りだしてしまう。だから「ここはKORGでなくっちゃ」ってな楽器選びができない。
 いやいやいやいや、こんなこと言うのは所詮シロウトの薀蓄だから気にしないで下さい。弘法筆を選ばず、ってコトですね。このDS-10でオンガク創り、ありです。是非やってみて下さい。下手なこだわりは芸術の限界を狭めるだけ。

 んでもって、次はRodesピアノのエミュレーション、って言うかサンプリングマシンを期待してます>ローランドさん。あ、外車の方々も是非!