再びPalmもしくは気の迷い

02/25/2011

 久し振りの更新。まだ出張中なので筆が進まない、って言い訳にしとこう。
 
 ちょっと気が早いが、もうすぐiPhoneを契約して2年になる。解約の時期を待ちに待っている。(確認したらまだ三ヶ月もある。)
 私の場合、これまで購入した携帯電話は通話とショートメールのみの超シンプル携帯電話か、何でもありのスマートフォンしか無い。所謂日本生まれのガラパゴス携帯には手を出していなかった。
 iPhoneは無論スマートフォンとしてスケジュール管理やパスワード管理(世の中全てID & Password)、時にはカメラとして、あ、もっと時には音楽プレーヤーとして使っている。
 
 しかし。
 
 アップル社のジョブスはスタイラスから解放してやると言ってiPhoneを出してきたが、二年経っても文字入力がいらいらする。伝説の文房具「システム手帳」からの乗り換え組み(そんな組は無いが)なのでまあ、普通の人よりは入力文字数が多いと思う。
 iPhoneでは基本、フルキーボードを表示して文字入力している。テンキー入力だとかったるい。兎に角手帳への記入ごときでタイムラグは欲しくないのである。
 ところが私のiPhone3GではiOS4でもっさりしているし、日英切換も数秒思考が停止する。テンキーなんて使おうものならキーボードの切換だけで日が暮れる。
 ところが現状のAppStoreの方針ではシステム機能拡張に相当する仮名漢字入力ソフト(MS的に言えばinput methodって奴)は、販売の対象にならない。脱獄したらどんなものがあるかは知らないが、正規の販売品では「メモ」ソフト代替のテキストエディタに組み込んだものしか販売されてない。
 
 純粋に私の知っている範囲での最高の日本語入力方式はスタイラスである。特にPalmシリーズのGraffiti+日本語直接入力が今でも最高だと思う。
 
で、だ。
 写真のようになる。
イメージ 1
 
 いずれも古代のPalm機である。Pilotは押入れの中の発掘品。TRGProは以前使っていたが、買い直した新品(だけど日本語版)。後者に新しい電池を入れてみている。
 
 なんで今更Palmなの、ってホント、自分でも思う。しかもOSはversion 3.5だ。iPhoneの某ソフトに入力した百近いパスワード管理ソフトの中身を逐一Palmに移す元気も無い。これだけでもiPod Touchでもいいじゃん、って思える。
 今のiPhoneの気に入らない点はもっさり文字入力の他にも、電池切れが速い、維持費が高い、ってこともある。iPod Touchでは電池の問題がクリアできない。
 以前デジカメが単三電池で助かった、ってことを経験してると、充電専用の動力源は嫌になる。少なくとも外部電源として単三か単四電池が使えないと「使えない端末」となる。
 
 以前使っていた日本語認識ソフト、「極楽ひら」はもう販売元が無くなっていてシリアルコードの入手方法がわからない。しかし奇跡的にPalm用のATOKが手元に残っており、文字認識も何とか使えるレベルだ。TRGProはスイッチオン一瞬で文字入力が可能になる。これに対抗できる他のPDAはHP200LX以外に知らない。しかもTRGPro、今なら新品でも三千円。

 さてはて、Palmに戻るのか。あるいはiPod Touchで続くのか。まあ、それはそれで楽しい時間である。
 
え、電話機能? どうでもいい。
追記:なんで「携帯電話」のカテゴリが「趣味とスポーツ」の下にあるんだろう?