明星峠 20180217

 たぶん、2018年の冬で最もよく晴れた日。このシーズン、ほとんど火を入れられなかったV4エンジンだったが、二か月振りにも関わらず一発で息を吹き返した。
 スマホで要所の曲道をもう一度確認して走り出す。
 高速道路へ分岐するバイパスで白バイの張り込みを背中に見ながら、ややオーバーアクションで安全確認をして車線変更。高速道路へ。ウエストバッグのETCが正しく機能しているか、用心深くゲート入り口の表示を見ながら本線に合流。
 高速道路と言っても、地方では片側一車線。この陽気に動き始めた四輪も多く、時速70キロ程度のだらだら運転では四速中心になる。
 今日の目的地は初めての峠、長崎県の小佐々町と鹿町町(「しかまちちょう」なのだ)をまたぐその名も明星峠。

 割と狭い道だけど、快晴のグラデーションが美しく、上りは結構気持ち良い。
 峠道は上りに限る。昔みたいにカーブをロールしながら楽しむ気持ちはVmaxではあり得ないが、素晴らしい青空に向かって進む風景が贅沢だ。
 薄皮一枚のグローブはミスチョイスだったけど、ヘルメットのダクトは途中から全開。

 頂上付近にトイレと東屋の小さな公園がある。駐車場も20台くらいは入るが、今は無人。
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看板の向こうが小佐々町、こちらが鹿町町。撮りたかったのは空の色。

 向うに平戸島を望む九十九島の景観は若干遠目だけど、展望は楽しめる。コーヒーが欲しい所だが、喜ばしいことに自販機は無い。まあ、ここはポットで持参か、キャンプストーブで沸かすべきだろう。無論Vmaxにはそんな積載能力は無いので、後日四輪で再訪しようか。
 スマホを見たらアンテナマークが立ってない。もし今ここでアマチュア無線のスイッチを入れたら一体何が聴けるだろう。
 明星峠、と名づけられるだけあって、ここなら天体観測にも向いているかも。
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8枚でパノラマ化。この部分で120度くらいかな。展望は左側にもう少し広がっている。

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おつかれさん