復権する電子ガジェットたち (0)

先日、某電話会社の更新時期と言う名前の二年当たり二か月間の継続脅迫期間が来て、適当な、つまりは型遅れでも安価な端末が無かったので最も安価な選択をしてスマホを卒業した。

まあきっと言い尽くされたことだろうけど、まずは電話の契約時に感じる矛盾点を記しておこう。同じ内容でも継続して掲載することに意味があるかも知れないのだ。
ここに書いているのは私の見方と意見であり、その認識が事実と異なっていることもあることを予めお断りしておく。

・パケットのダブル定額
ダブル定額とは聞こえは良いが、これはある意味二重価格提示であり、また実効的な「ユーザデータ」の転送量を表示保証しない詐欺である。定額の低い方はそれこそ低音質の音楽一本すら送る容量は無い。文字メールだけ、って使い方なら二つ目の天井は免れようが、スマホと言うデバイスの特性上それは意図された使い方ではないし、二番目の天井に当たる使い方が世の中の大半ではなかろうか。例えばソフトバンクは請求書にパケット代数十万円と書いた上で、定額割引料数十万円と書かれているので、本当は満額取る気マンマンであるのがわかる。でなければこの表示は脅迫以外の何物でもない。ユーザデータの転送量に関しては、ご存じのとおりパケットの前後に付くシステム都合のデータによる分がかなりを占める。これはシステム運用に必要なものであり、なぜそれをユーザの請求書に記載するのだろうか。エンドtoエンドでパケットのヘッダー情報量が変わるので表示できない、ってのがメーカーの言い訳だろうが、請求するのだからその分析の責任が伴うはずだ。PCとスマホの場合は特に困難だが、スマホの場合、異なる基本料金(大抵スマホ専用の○○プラン、と言うのに追加加入することを要求される)を取るのだからそこで吸収すべきである。
まあ、パケット単位ではなく、せめて○○メガバイトのユーザデータ、と表示し、保証するべきだろう。
私の中では、この手の表示は価格表示のない寿司屋と同じ。(技術があれば)食い逃げしても支払う義務は無いと思っている。

・MNP負担金
彼らはMNPと言う名目で払っている月数円の契約すら守れないから、二年おきに私の電話番号も変わっている。それが新規か継続かなんてどうでも良い条件に仕切られることには合意していない。しかし電話番号が変わることはこちらも望むところではある。困るのは私ではなく、私に電話をかける人々である(笑)。だから私的にはMNPの金額は新規契約の特典の代金だと思うことで折り合いを付けているが、そもそもどうして受益者負担では無いのだろうか。売り子の「え~、電話番号変わってもいいんですかぁ?」との言を鼻で笑ったが、確かに電話番号が変わらないと言うことにこだわる人は居るだろう。MNPでコストがかかるのなら、そんな契約者から契約時に金を取るべきなのだ。それを必要とするのは主に商業利用している業者だろう。MNPで利益を得ている者が負担するのが道理である。
それ以前の、根本的な疑問として、MNPに携帯電話の全利用者に均等にかかるコストと言うのが全く理解できない。すべては登録端末の1タップで解決できるはずだからだ。

まだまだ矛盾点はあったはずだが、結構疲れてしまったので、今回はこれだけにしておこう。

次回からは(っていつからここは連続もののブログになったんだ?)アンドロイドを手放した結果、復活する個別デバイスについて少し書こうと思う。