お天気待ち

Unleash the Power 装着編

  本当は走行インプレッションなんぞを書きたかったのだが生憎の雨。装着だけでこの週末は指を咥えて空を眺めている。

ECUの交換はよくダミータンクと呼ばれるカウルを取ればECUが現れる。ボルト7本。ECU自体はプラスチックの爪で留めてあるだけで、あとはクッションの小さなスポンジで保持されている。カウルを外したけどまだきれいなものである。ダミータンクはやや重く、どうやらプラスチックではない模様。コネクタ二本、クッションスポンジを貼り直して終了。
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手前が交換前のGurued Gear

ECUのエラーが一件記録してある状態になるので、それをクリアすると、もう終わり。イグニッションスイッチを数秒押すといつもの鼓動が響き渡る。アイドリングは1200rpmと少し高めだが、暖気状態なせいかも知れない。保安部品の動作を一応確かめるが、異常なし。確かアクセルオンワイヤーだからキャリブレーションが要るのかなとサービスマニュアルを探すも、今のところ見つけられていない。

お腹を開いているうちに、バッテリー充電用ケーブルを差し込む。
そして先ほど外したカウルを取り付けようとしてはたと困った。外したネジ類には青いマジックで印が付けてある。これはトルクレンチを使ったマークである。ごそごそとサービスマニュアルを読むと、何と1.5Nmと書いてあるものがある。こんな微小なトルクを測るレンチは持っていない。一応適当な力加減で締めているが、私はヤマハ車のカウルの締め付けにトラウマがある。締め方が強過ぎて、走り込んだらボルト周りのプラスチックが割れてしまった。今回は異素材結合部はきちんと設計されているが、気休めでも正しいトルクを知りたい。

 微小なトルクを測イメージ 2るレンチはドライバータイプ(プリセット型)のものや、伝統的な板バネタイプのものがある。手持ちの三本のトルクレンチはプリセット型だが、このタイプでは2Nmが最小のようだ。だいたい自動車のホイールナットの締め付けに使う場合が想定されており、特にプリセット型は最小・最大値付近の正確性に劣る。…が、今回はそれほど正確である必要は無いだろう。
 ちょうど雨で乗れなくて良かったかも知れない。アマゾンで自転車用のレンチを探して注文した。まあ、イカガワシイ代用品かも知れないが、非常に簡便なトルクドライバーを見つけた。TOPEAKのコンボトルクレンチ&ビットセットって奴。
まあ、聞かれたらお勧めはホーザン(パークツール)TW-1か国産の空転式トルクドライバーだけど。ただTOPEAKの斬新な発想で、お安く供給しようと言う心意気に敬意を表して、ちょっと寄り道をした。(正確性を検証する術が無いのが問題だが。)
まあ、柄が少々邪魔だけど、力を入れやすいのは確か。プラスチック板の寿命がこの工具の寿命だけど。



プラスチックの目盛り板が最初から0.3Nmほどずれているのはご愛嬌

↓勝手に「お勧め」にさせられています。↓