Vmaxのドコドコ感
イマドキVmaxの話を始めても、読んで下さる方々に得るものは無いと思われるが。
何故だか週末に集中する雨や雪の影響で、まだ30kmくらいしか乗って無い。
よく考えるとV型エンジンを所有するは初めてである。かのVFRやNSRがV型エンジンで、レースで君臨していることを考えると、どうやらVmaxのそれは敢えて振動を残している感がある。低速だとドコドコするのである。
そんなはずはないが、ごく低回転だと一つ一つの爆発がかなり無理して重い車体を前に進めている気すらしてくる。音も、そう感じさせる重要な要素だろう。ライダーのすぐ後ろで上向きに発せられる音は、かなりの確率で意図的に設計されていると思う。Vmaxの排気管は一旦集合させられてから2→4と再分割されているのだから、どの排気管も休んでいる瞬間は無い。でも何かしらの同調によってハーレーみたいなドコドコ感になっている。
ピストン1本で、ヤマハSR一台分である。4本あっても一本、あるいは二本であるかのような振動と音は、決して不快なものではない。SRよりも大型のサイレンサーなので、単位時間当たりの爆発数が増えるのは相殺されているのだろうか。国内仕様とは異なるキャタライザーも、ご近所迷惑にいくらか加担しているだろう。
私の貧相なバイク車庫内でアイドリングすると共鳴による地響きが半端無い。聞けば母屋の方も同様らしい。排ガスの匂いは常に意識するので完全密閉ドアの車庫だったら簡単にあの世に逝けるだろう。
冬季に慣らしを行うのは、本当は嫌である。温度想定が何度で設計されているのか知らないが、当然エンジンの膨張幅は広く、低温からの慣らしは至る所で摩擦が大きいことが予想される。
一方、慣らしは必要ない、と言う方もいる。慣らしは精度の悪かった前時代の慣わしに過ぎないと言う訳である。でもギアは確実に入り易くなるし、（昔の2stだが）キックスタートのレスポンスも明らかに変わっていた。今乗っている軽自動車も営業の方は不要、と断言されたが、走行1000kmで交換したミッションオイルは銀粉が多くみられた。この新しいバイクでも、それが無用になったとは思えない。ひょっとしたら潤滑に至るまでの短い間だけかも知れないけど。
私の中の、大型バイクの乗り方のイメージは、1作目のターミネーターであのシュワちゃんがハーレーでやったパフォーマンスによる。それは片足で立ち、もう片足をバイクに引っかけて白煙まき散らしながら強引にターンするシーンである。
それを本当にやってみたいとは思わないが、ねじ伏せるようなライディングも理想の一つである。バイクを労り、水面を切るようにスムースに走り抜けるのも一興だが、マッスルバイクには荒っぽい乗り方も似合うと思う。別にバイクを痛めつけようと言う訳ではないけれど、乗せてもらっている、あるいは腫れ物に触るような付き合い方はご免だ。
…かなり心象的な表現なので、具体的なライディング方法は書けないけど。
車庫にVmaxがあるのが未だに夢みたいな感じがする。ホントにかなり背伸びした。我が家には、「バイク預金」と呼んでいる仮想口座が約六年前からある。それを始めた時はVMX17は存在していなかったと思う。不定期預金。ボーナスの端数とか、月々の目標とかを貯めていたが、貯まっていたのは今回の支払いの半額くらいじゃないかと思う。そう、蓄えを切り崩すことなくして今回の購入は無かった。でも、うちには子供もいないし、あと何年、大きなバイクに乗っていられるかを秤にかけた。もうそろそろ消費型の生活に変えてもいいかな、と言う家内の理解も（も、じゃなくてこれが一番大きい）あって現金一括払いで買わせて頂きました。そう、当家はここまで借財ゼロで来ています。あと、税率アップが（ようやく）確定したのにも押された。
ローンでバイク、と言う生活を否定はしないし、金利が安い今ではそれが賢いやり方かも知れない。でも、自分のものにするって意味で、一括払いにしてきた。だからいつもは身の丈にあった金額のバイクにするのだ。
なぜ、今その身の丈を超えたVmaxを今頃選んだのか。
たまたまタイミングが揃ったところに新型のVmaxがあった、と言うのが正確かも知れない。払える額、店、リリース直後「ではない」モデル、何よりも嫌いな自主規制からの脱却の可能性。そして思い入れを受けてくれる普遍性。
この不遇の景気の中でVmaxはディスカウントだと思うのは間違っているだろうか。事実、私にも買えた。と言うことは、世の、少なくとも独身者なら買える。そりゃ、販売店に払う金額は決して安くないが、それは更に高みに留まる…フルパワーを得るための最も安価な選択を行ったためである。
＃いや、バイクに興味の無い方は買うことはないです。
よくよく考えると、新車で買ったバイクは全部ヤマハ製だ。ヤマハには頑張ってもらわねば。
何故だか週末に集中する雨や雪の影響で、まだ30kmくらいしか乗って無い。
よく考えるとV型エンジンを所有するは初めてである。かのVFRやNSRがV型エンジンで、レースで君臨していることを考えると、どうやらVmaxのそれは敢えて振動を残している感がある。低速だとドコドコするのである。
そんなはずはないが、ごく低回転だと一つ一つの爆発がかなり無理して重い車体を前に進めている気すらしてくる。音も、そう感じさせる重要な要素だろう。ライダーのすぐ後ろで上向きに発せられる音は、かなりの確率で意図的に設計されていると思う。Vmaxの排気管は一旦集合させられてから2→4と再分割されているのだから、どの排気管も休んでいる瞬間は無い。でも何かしらの同調によってハーレーみたいなドコドコ感になっている。
ピストン1本で、ヤマハSR一台分である。4本あっても一本、あるいは二本であるかのような振動と音は、決して不快なものではない。SRよりも大型のサイレンサーなので、単位時間当たりの爆発数が増えるのは相殺されているのだろうか。国内仕様とは異なるキャタライザーも、ご近所迷惑にいくらか加担しているだろう。
私の貧相なバイク車庫内でアイドリングすると共鳴による地響きが半端無い。聞けば母屋の方も同様らしい。排ガスの匂いは常に意識するので完全密閉ドアの車庫だったら簡単にあの世に逝けるだろう。
冬季に慣らしを行うのは、本当は嫌である。温度想定が何度で設計されているのか知らないが、当然エンジンの膨張幅は広く、低温からの慣らしは至る所で摩擦が大きいことが予想される。
一方、慣らしは必要ない、と言う方もいる。慣らしは精度の悪かった前時代の慣わしに過ぎないと言う訳である。でもギアは確実に入り易くなるし、（昔の2stだが）キックスタートのレスポンスも明らかに変わっていた。今乗っている軽自動車も営業の方は不要、と断言されたが、走行1000kmで交換したミッションオイルは銀粉が多くみられた。この新しいバイクでも、それが無用になったとは思えない。ひょっとしたら潤滑に至るまでの短い間だけかも知れないけど。
私の中の、大型バイクの乗り方のイメージは、1作目のターミネーターであのシュワちゃんがハーレーでやったパフォーマンスによる。それは片足で立ち、もう片足をバイクに引っかけて白煙まき散らしながら強引にターンするシーンである。
それを本当にやってみたいとは思わないが、ねじ伏せるようなライディングも理想の一つである。バイクを労り、水面を切るようにスムースに走り抜けるのも一興だが、マッスルバイクには荒っぽい乗り方も似合うと思う。別にバイクを痛めつけようと言う訳ではないけれど、乗せてもらっている、あるいは腫れ物に触るような付き合い方はご免だ。
…かなり心象的な表現なので、具体的なライディング方法は書けないけど。
車庫にVmaxがあるのが未だに夢みたいな感じがする。ホントにかなり背伸びした。我が家には、「バイク預金」と呼んでいる仮想口座が約六年前からある。それを始めた時はVMX17は存在していなかったと思う。不定期預金。ボーナスの端数とか、月々の目標とかを貯めていたが、貯まっていたのは今回の支払いの半額くらいじゃないかと思う。そう、蓄えを切り崩すことなくして今回の購入は無かった。でも、うちには子供もいないし、あと何年、大きなバイクに乗っていられるかを秤にかけた。もうそろそろ消費型の生活に変えてもいいかな、と言う家内の理解も（も、じゃなくてこれが一番大きい）あって現金一括払いで買わせて頂きました。そう、当家はここまで借財ゼロで来ています。あと、税率アップが（ようやく）確定したのにも押された。
ローンでバイク、と言う生活を否定はしないし、金利が安い今ではそれが賢いやり方かも知れない。でも、自分のものにするって意味で、一括払いにしてきた。だからいつもは身の丈にあった金額のバイクにするのだ。
なぜ、今その身の丈を超えたVmaxを今頃選んだのか。
たまたまタイミングが揃ったところに新型のVmaxがあった、と言うのが正確かも知れない。払える額、店、リリース直後「ではない」モデル、何よりも嫌いな自主規制からの脱却の可能性。そして思い入れを受けてくれる普遍性。
この不遇の景気の中でVmaxはディスカウントだと思うのは間違っているだろうか。事実、私にも買えた。と言うことは、世の、少なくとも独身者なら買える。そりゃ、販売店に払う金額は決して安くないが、それは更に高みに留まる…フルパワーを得るための最も安価な選択を行ったためである。
＃いや、バイクに興味の無い方は買うことはないです。
よくよく考えると、新車で買ったバイクは全部ヤマハ製だ。ヤマハには頑張ってもらわねば。
