HTC Desire HD (Softbank 001HT) のroot取り手順(2)

 本当にダウングレードまでしてroot取りますか?
 今ならまだ無傷。ここのステップをやれば完全に元通りには戻れないかも知れません。また、最悪文鎮になるそうです。もしやるなら、次の回の終わりまで読んでからの方が良いです。元とちょっと違ってる部分がある。
 自己責任でよろしく。
 
 今回は、ダウングレードの手順。今日はここに書かれていることをやるだけなので、そのページを開いておいて下さい。
(1) 上のページにある stock 1.32 PD98IMG.zip をダウンロードする。本当はこれでなくてもいいんだけど。冒険して見たい人は他を試して下さい。このROMを入れると英語版になります。
 
(2) 001HTの接続を外部メモリーモードに変更し、ファイル名"PD98IMG.zip"のまま、goldcardの直下にコピーする。フォルダの下に入れたり、解凍してはならない。
 
(3) 再び「充電のみ」モードに変更。USBデバッグモードでスリープしないようになっているか確認する。
 
(4) コマンドプロンプトを起動する。このとき、まずスタートメニューでコマンドプロンプトを右クリックし、Win7な方は管理者権限で実行、XPな方は「別のユーザーとして実行」で管理者権限のある人のIDでOKを押す。前回のDowngrade_v3を解凍したフォルダにcdコマンドで移動する。
 
(5) 次のコマンドを一行ずつ打ち込んでEnter。
adb push misc_version /data/local/tmp
adb push fre3vo /data/local/tmp
adb shell chmod 777 /data/local/tmp/fre3vo
adb shell chmod 777 /data/local/tmp/misc_version
adb shell
./data/local/tmp/fre3vo -debug -start FBB00000 -end FFFFFFFF
 
 Desire HDじゃなくってfre3voになっているが、気にしない。最後から2行目のコマンドは、adb shellと打ってエンターを押す。そこでプロンプト#が出るので、最後の行を打ってエンターキーを押す。
 
(6) 何やら出てきて数分後に#プロンプトが出れば(出なければエラー発生。ctrl-cで抜けてgoldcard作成からやり直す)続けて;
cd /data/local/tmp
./misc_version -s 1.31.405.6
を打ち込む。2行目はピリオドで始まるんだけど…見えない。ここであれえ?と思うのは、最後が1.32.405.6じゃなくて1.31.405.6ってことだ。原文がこうなってるんだけど? まあ、1.31でやってみました。
 
(7) exitだったかquitだったか、のコマンドで#プロンプトを抜ける。コマンドプロンプト画面を閉じて準備完了。電話機の電源を完全に落とす。
 
 次にその格納されたPD98IMG.zipを001HTに読み込ませ、ダウングレードする。これには;
(8) 001HTのボリュームボタン(下)を押しながら、電源オン。電源が入って何やら細かい文字が出てきたらボリュームボタンの上を何回か(普通は一回で済む)押して電源ボタンをチョンと押すと、読み出しが始まる。ちょっとWiredな操作。画面に小さな文字で何行か表示されるんだけど、マイナスボタンを押しながら起動するんで表示された瞬間下の行に移っちゃうんだ。ボリュームの+でとにかく、一番上に行く。
 
(9) 祈りながら数分待つ。
 
(10) 祈りが通じたら派手な画面(普通の起動画面だが)が出てくる。ダウングレード成功である。ここで欠かさず「Setting」-「Application」からUSBデバッグモードon、sleep offにする。ついでにFastBootもオフにしておこう(これは2.3.3には無い項目)。しばし遊んでみると、001HTには無い機能が盛り込まれていたことがわかる。(テザリングとかテザリングとかテザリング。)
 
 この状態で、goldcardに入っているPD98IMG.zipは削除。そこらのツールを使ってroot取得、S-OFF、SIMロック解除を行なう。
 以下はその手順。XDAのサイトにはOne click Radio S-OFFなるツールがお勧めとあるが、ここではこれを使ってみた。このツールは(公式には)1.32にしか対応していない。実はこれを使えば、先に用意したDowngrade_v3.zipの機能を含んでいるようなのだが、後に知ったので。まあ、adbコマンド叩く代わりにGUIになっただけ。
 
(11) AMT v1.8.5を上記のサイトからダウンロードし、適当なフォルダに解凍する。
 解凍すると、APK PackagesとかRecoveryとかRadioなどのフォルダがあり、そこに予め何らかのツールなりapkファイルを入れておけば、AMT.exeの画面から出し入れ可になる便利ツールである。Android2.3.3では使えないっぽいが(接続できない)。古いROM用の基本的なroot化、S-OFF化に必要なツール類は予め入っている。
 この時、APK Packagesフォルダに、ファイルエクスプローラなどのファイル操作アプリを入れておけば後々楽になる。
 
(12) AMT.exeを起動。何やらダイアログが出てくる。最初は機種の設定をこれこれにせよ、って奴。設定確認してokを押す。二回目に出てくるとしたらHTC Syncを止めるか、って奴。okを押す。電話機の調査中とか表示が終わると、ダイアログが出て、その上半分でroot, S-off, SIM-Free, Engneering s-off, SuperCIDなどが選択できる。この際、みんなチェックを入れてしまう。(※ブートローダも変わっちゃうけど。)
 OKすれば、そこは自由な世界。

 尚、中段以降にあるapkのインストールで、先ほどのファイルエクスプローラなどを入れると、後でSIMカードに残ったPD98IMG.zipを消すのにSDカードを外さなくても良いので楽になる。
 
 ここから直接別のROM試す、って人はおしまい。
 やっぱり取りあえずデフォルト2.3.3に戻したい人は次回。