中華ラジコン Pangolin - センザンコウって何?

模型の無駄話。
 
 何にもしなかった盆休みだが、経済活動はネット上で継続していて、二つばかり玩具をお取り寄せ。
 自動車とヘリコプターのラジコン。
 ヘリはいつものパターン。今回の目的はヘリ用の8ch送信機を購入することだったんだけど、無論ヘリ本体と同梱である。継続して買っているWalkeraって会社のARFで、このメーカーは三機目。別に製品が良いってわけじゃないけど、ここは新商品の開発に一番力を入れていて、なかなか面白い。でも今回の話題はおまけで買った自動車の方である。
 
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 この自動車は売れ残りとは言え、組み立て済みお手軽ラジコンにしては、まあちょっと高級な部類に入る。実売価格フルセットで130ドル。特価販売であることを考えれば、ま、いっぱしのホビーラジコンである。
 
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 一般的にロッククローラと言われるタイプで、荒地と言うより岩場の走行を競技で行う自動車の模型。実はちゃんとした自動車のラジコンを買うのは二度目なんだけど、一度目購入した超小型エンジン車をまだ組み立てていないので、まあ、最初の自動車ラジコンかな。電動で全長45cm、幅26cmの1/10サイズ。HSPって中国のメーカーのPangolinって奴。pangolin…センザンコウって外皮の堅い動物らしいんだけど、知らん。これってやっぱりドッジのまねだよね。(ところでドッジ、ダッジどっちが近いんだろう。)
 私としてはコルベットC3あたりに愛着があるんで、その内変えようかと。
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 まあ、チョロQとかビットレーサーなんて玩具屋のトイラジは幾つも買ったけど、別にラジコンで無くても室内で走行できる=散らかった物の上を走れる自動車の玩具が一つ欲しかった。
 
 これまではそんな場所を走行できる模型と言ったらバギータイプだったんだけど、このロッククローラと言うカテゴリができて、それを構成する多数のリンクロッド、ユニバーサルジジョイントなどの機構的な興味から買ってみた。
 でかいタイヤの恩恵で散らばった本や箱の類も難なく走破する。ギア比が高いので壁に車輪が当たっても、そのまま登ろうとする。スピードも出ないし、うん、室内で遊ぶにはちょうど良いかも。
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 が、さすが中国製、荒地を走行できても、頑丈じゃ無いんだな、これが。
これまで見つかった「粗」。
1) 四本あるサスペンションはバネだけでダンパー機構が無い。
2) その四本バネの内、一本だけ色が違う。販売店の写真もそうなっているから、ひょっとしたらこれは組み立ての目印かも。バネレートは…触っても違いがよくわからない。
3) 出荷時のままのリンケージだとステアリングをフルに切った時に車軸に当たる。
4) 車輪の回転が波打っている=車軸が曲がっている。
5) 直径12cmほどあるタイヤを止めているのがM3ナット一個。駆動軸も極細。
6) 走行中にナットが外れていた。屋外だったら絶対見つからなかった。
7) ロッドはアルミ棒だが、両端のユニバーサルジョイント部はプラスチックで、その棒とジョイントの接合部がぐにゃり。壁を登らせようとしたときに発生したと思われる。これはクローラの機構的な問題点か。
8) 前進でトリム合わせをしても、後進すると曲がる。これもクローラに要求するのは難しいか。
 
 どこでも走るから、と言ってお子様に操縦させるのは無理がある。私が求めていた玩具のイメージは米国の一般家庭の子供が皆持っている、ちょっと大きめのトイラジだったんだけど…。まあ、メカニカルなリンク機構の観賞用ってことで。
 
 ところで、このラジコンは組み立て済み、充電すれば即走行可能ってわけで無線機も値段に含まれる。
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 でも今時27MHz帯は無いでしょ、ってんでオプション品を購入していた! これまたシャーシに合わせたかのようなオレンジ色で、んー中華っぽい。
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 しかしまー受信機が小さくなったもんだ。ってヘリに載っている奴に比べるとでかいけど。