機能的キーホルダー。ピンボールに関する回想

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 キーより大きくて邪魔になるし、第一そんなにキー持ってないんだけど。ついつい2~300円くらいだと買ってしまうのです。手前のアルミの十徳ナイフ(六徳だけど)は1000円くらいした。いい歳してコドモのガチャポンみたいなものです。はい。

 "key holder"って英語なのかな。key ring, key chainってのはあると思うけど、あんまり聞かなかったな、holderは。ってこんなに凝ったキーホルダーを愛でるのは日本くらいじゃないかな。

 まだ出張は続いているのです。それでも日々、ネタはあるのですが、まとめきれません。疲れて。

 でもま、こちらで過ごす日曜日は貴重なのです。今日もあちこち行きました。うん、この一ヶ月、日曜日はよく歩いている。その収穫が上の写真。

 ホテルの中の暇つぶしは専らピンボール(iPhoneのね)。一週間放っておいたら、あっさり世界ランキングが1000位以下になってる。実は私の実体名をネットで検索すると、その手のページに出てきていました。昔はね。
 ホントは実物のピンボールが好きなんだけど、子供心に一回百円は高いと思ったんだ。だから大人になってビデオゲーム(パソコンのね)のピンボールは結構買ってる。いつか本物のピンボールが遊べるガレージが欲しいかな。

 ピンボールって、日本で言えばパチンコ(私は一度もやったことはないです)なのかな、不毛な暇つぶしなんんだけど(暇つぶしに不毛でないものはない)、結構奥があると思うのです。

 ま、これは私が勝手に空想したことですよ。
 ボールの軌道はボールを弾き出すプランジャーを引いた時から始まるのですが、それは人生で言うところの「運命」なのです。私は運命論者ではありませんから、左右のフリッパーは運命を変えるパワーであり、チルトを引き起こし得るナッジング(台を揺らす)は不確定要素です。達人であれば「不確定」ではありませんが、私はまだその域に達していません。

 フリッパーは、多くの場合、片方当り二回のヒットタイミングがあります。根元(から転がして)を当てるか、先端(もしくは突端)を当てるか。ちゃんと設置された台であれば、ボールがフリッパーの間をすり抜ける確率は左右のレーン(あの、どうしようもない奈落)に落ちる確率より低いです。フリッパーにはフリップしない使い方もありますから、その三通りを…いや、やめよう。何言いたいのか。ピンボールの講釈してもしょうがないね。

 残念ながら、ゲームセンターでちゃんと設置された台を見ることはまれです。フリッパーの長さはともかく、角度がばりばり傾いています。最近の台には設置するための水準器が一応埋め込まれていますが、それを隠したり、ひどい所では外したり、無視して奥の脚を高く設置してあります。
 メーカーはそれなりに頑張って面白い台をリリースしているようですが、そんな台では遊べません。そんな台で腕を上げても意味はありません(いや、元々意味はないのだけれど)。

 ビデオゲームで思い出深いのは何と言ってもマッキントッシュ用の"Eight Ball Deluxe"です。これはそれよりも昔、生協のコンテストかで発表されたPC-8801のピンボール(それが私のピンボールの原体験です)の衝撃を上回るものでした。高かったけど、何百回も遊びました。ノイジーなサウンド、不完全な状態遷移、かすれた盤面も実物のシミュレーション。その後かなりしてマイクロソフトからやはり実物シミュレーションのピンボールも出ましたが、いや、それなりに楽しんだけど、のめりこむことはありませんでした。きれい過ぎた。
 きれいと言えば完全なバーチャル台。Little Wingと言う会社のピンボールシリーズでかなり遊びました。後半は凝ったものになったけど、うん、ある意味実物を超えていたけど、あれが限界。それ以上凝ったものになるとピンボールが本来持つ「無味乾燥さ」が失われて違うゲームになってしまう。あれを作った人がまだ元気なら良いのだけれど。
 五百円や百均のゲームも買い漁りましたが、楽しかったのはやはり高かったな。


 やはりまとまらない。ピンボールゲーム付きのキーホルダーが出たら…本物の玉を打つ奴だったら買うかな。液晶ゲームなら買わない。