二機目の室内ヘリコプター

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062808 二機目のトイヘリコプター

 RC、じゃない赤外線コントロールトイヘリコプターが二機目になった。一機目、充分に楽しませてくれたHeli-Qだったが、メインローターの折損に加え、ついにテールローターが根元から折れた。断線したのだが、最近流行の繊維のような導線で、こいつを短絡無しに半田付けするのは難しい。また、線の長さに全く余裕が無く、延長せずには再接続するのは困難だ。しかも折れる前には舵が利き難くなっていた。色々考えたが、二号機を購入することにし、一号機は研究用に分解。
 分解だが、ペラペラに見えたボディの剛性が以外と高かったこと、数ある2chのトイヘリでも最も小さなパッケージであったこと、コントローラーの基板が超高密度であまり見てもしょうがなさそう(でもDCモーターの見事なコントロールは知りたい)だと言う事がわかった程度だろうか。リポ電池は捨てるのはもったいないけど…充電コントローラまで作る気にはなれないなぁ。
 で、二機目の選択。Heli-Qの難点はあまり無いが、兎に角「飛べばよい」と言うスタイルにちょっとイロを付けてスケール感のあるものを…とヤフオクで探し出したのが写真のものである。昔テレビで見たエアウルフを模したものだろう。
 LiE BRO…と読むのかわからないが、例によってMade in Chinaの同軸反転ローターヘリである。同軸反転と言う駆動方式には昔ホビーヘリを扱ったプライドからか、若干抵抗があったが、写真で見る限りボディのカッコ良さはクラストップであろう。テールローターが上を向いているのはご愛嬌だ。機体も発泡スチロールではない。ま、一度は同軸反転も体験してみるのもよかろうと購入した。値段はHeli-Qとおおよそ同じ。送料分が高いくらい。
 来てみるとやはりHeli-Qより一回り大きいし、機体も重い。送信機のデザインはダザダザだが、三チャンネルなのでスティックは二本。馴染みのある…と思ったがモード2で時々戸惑ってしまう。この機体もそうだが、得てして高度をコントロールするのがするのが肝であり、それが左指に託されるのは少々ぎこちない動きになる。
 でもあっけなく離陸する。一応スケール機であるから車輪を模した三点支持の状態からHeli-Qより明らかに安定した上昇ができる。同軸反転だから同じローター径でもシングルより浮力が増すわけで、少々重い機体も浮く。電池容量も増えているようだ。壁にぶつかって落下するとダメージにハラハラする。
 充電コネクターはHeli-Qと同じ形状である。Made in Chinaは一事は万事、模倣によって製品が成り立っている。おかしかったのがパッケージの中箱にダンボールのスペーサーがあったのだが、化粧品だか薬品だかの外箱が流用されていた。また、送信機中央にある充電コードの格納蓋のはめ合いが悪く、それをこじ開ける棒が付いていた。どうせなら電池蓋をねじ無しで開けられるようにして欲しい。そのドライバーは付いて来ない。
 この機体は大変安定しているが、前進後退が鈍い。ヘリはヨー軸周りには安定しないものだから、操作が遅れるとあらぬ方向へ向かう。しかし慣れてくると室内機はこのくらいがちょうど良いのかも、と思えてきた。Heli-Qの運動性の良い機体で将来のホビーヘリのための練習を積むのも良いが、ずっと室内機で遊ぶのならこれでも良いな。あ、それでも次は室内四チャンネルだけどね。

 …楽しい。