AGPTEK G6プレーヤーのファームウェアアップデート

 ここ二件ほど書いている音楽プレーヤーについて、ついでなのでちょっと。
 最近AGPTEK社のサイトを見ていたら、新しいファームウェアがリリースされていた。2018/07/13の版らしいが、私が入手したのは2018/07/11で、ファイル名には180705って書いてある。

 嬉しい。

 この商品は「当たり」である。まあ、肝心の音質がアレなら意味ないけど、お値段の割に高機能、高音質との評判が高く、しかもアップデートも行われているのだから。
 アップデートの内容は、プレイ中のUI改善とBluetoothのバインディング情報を記憶するかどうかを選択できるようにした、みたいなものだが、それ以外にも改良、バグフィックス部分は必ずある。
 こんな会社の商品は、こう言った場所で取り上げて、褒めちぎろう。それは宣伝効果になり、そして更なるアップデートを促すのだ。

 ファームウェアをダウンロードすると、インストーラも付いてくる。英語を中心に読み解くのだが、最初こいつがちゃんと機能せずにアップデートできなかった。これはその補足である。

(1) インストーラは32bit Windows7で動かすのがお勧め。
この環境にプレーヤーを繋ぐとなんか知らないけど"Action USB 2.0 (HS) WinUSB Device"なるデバイスドライバが自動インストールされる。Win10 64bitではこれが出ない。

(2) ファームウェアの名前が文字化けの漢字入りなんだけど、これを短い奴に変える。例えば"fw_180705.fw"とか。こうすれば英語版アップデータがファームのファイルを読めるようになる。

 英語版のPDFにも変な記述があるけど、常識的にアップデータの作りを考えれば解ける。

 インストールしてみたら、例えば音楽ファイルのタグ情報の出かたが変わっていて、中にはまともに表示されるものがある。以前はunknownとかばかりだった。また、ジャケットの表示(当然jpgあたりのファイルを入れておく必要があるが)が横長になるものの、拡大されて見やすくなった。動画ファイルは、どうなったのか。以前のファームで動画見たこと無いのでわからない。

 普通、ここまで顕現性の高いアップデートはあまりない。これが、いまだ同社のラインアップにG6が無いことが関連するのか。非常によく似た形状のものは幾つもあるから世界販売されない鬼っ子なのかも。

[追記]
今ダウンロードできる最新版(20180717)は上述のようなファイル名の書き換えは不要になっています。
簡単な手順ですが
(0) SDカードを抜き、内蔵メモリーの中身をバックアップ
(1) ダウンロードした物を任意の位置で解凍する。
(2) 解凍したものの中のpdfを読む。でもあまり正確ではありません。
(3) setup.exeを実行 -> firmwareの改変を可能にする追加ドライバーのようなもの?のインストーラです。多分。
(4) もしC:\Program Files (x86)\Actions\Audio Product Tool\Product\MainApp.exe(デフォルトの位置)ができていなかったらMsien.msiをインストール…英語版の書き換えツール
(5) C:\Program Files (x86)\Actions\Audio Product Tool\AdfuInstall.exeを実行。…インストール時にすでに実行済みでいらんかも。
(6) 念のためPC再起動、G6を接続。
(7) C:\Program Files (x86)\Actions\Audio Product Tool\Product\ProductHelpEN.mhtを読む。これが正しい手順っぽい。以下は私の試行錯誤の結果なのでご参考まで。
(8) スタート->Actions Tools->Audio Product Toolを起動。もしここでファイル場所を聞いて来なかったら、画面中央下[DOWN]の上にある小さいボタン(画面更新のようなアイコン)を押す。
(9) 最初に回答した場所にあるファームウェア*.fwを開く。今日現在のはA_G6_180717.fw
(10) [Replace]ボタンを押す。
(11) 祈る。<-超重要。
です。成功すれば中身まっさらになるので、言語、ラジオ周波数帯などを再設定し、バックアップしておいたファイルを入れ直します。Win10Pro 64bitでもツールは動くようです。
 私はこの会社に何のつながりもありませんし、あくまで自己責任でお願いします。