西海橋sと電波塔

Microsoft Image Composite Editor
と言うソフトウェアがマイクロソフトから密かに?リリースされており、誰でも使うことができる(と言うことをさきほどググって知った)。簡単に言うと複数の写真を合成してパノラマ写真を作るものであり、マイクロソフトリサーチ、ってところが預かっていることから、おそらくその技術の探求と市場性の調査段階にあるものだろう。
 インストールし、エクスプローラで複数のファイルアイコンを選んで右クリックすると"Stich using Image Composite Editor"ってメニューがあり、それを選択するとファイルを選択した状態で画面が開く。あとは画面上部のNext,Backの矢印を選ぶと適当に(笑)合成された代物が出来上がる、ってことだ。
 ファイルの合成は横とか縦と言ってた低レベルのものではなく、クリック一つで縦や横の円筒、メルカトル、円弧、魚眼、パースペクティブそして正投影などを選択することができる。
 写真は適当に選んでもだいたい勝手に並べ替えてくれるが、やはり画面端部のつなぎは甘くなる。そこに手すりや小道などがあると切れてしまうし、人が写っていると、地面から生えてるように見えたりする。しかし、画面中央部の合成はピカ一で(おおっと、久しぶりに使うこの言葉!)、どこで継がれているのかパッと見ではわからない。また、空や海のグラデーションも、写真ごとに勝手にカメラが絞りを設定しているにも関わらずいい塩梅につないでくれる。あまり詳しい設定は無いが、初見で操作がわかるお気楽で簡単なソフトウェアである。

 とまあ、以上は副次的な話で、今日は梅雨、と言うより台風の合間を縫って空がとっても青かったからバイクで一回り。長崎県の佐世保市と西海市を繋ぐ新旧の西海橋、それに知ってるひとは知っている電波塔を一望できる西海橋公園に行ってきた。国道からちょっと外れてミカン畑の畦道が迷いやすいが、訪れる人も少ない穴場である。
 この公園には駐車場に芝生の広場とわずかな遊具、二か所のトイレ(片方は小さな展望台)、一台の自動販売機に水飲み用の水道以外は景色しか無い。
 空と海の青と、芝と木々の緑がとっても美しかったけど、駐車場には遮るものの無い太陽が燦々と照り続けるので、30分くらいしかいなかったのにシートが座れないくらい熱くなった。

 で、下の写真はその展望台からの眺めた今日の風景で、もちろん上記のソフトウェアで合成している。元の絵は五枚だったかな。六枚かも。これまで撮り貯めてきた連続風景写真がようやく処分できる。
イメージ 1
二つの橋の向こう側が佐世保市で、左に見える三本の塔は、大正時代から(建て替え無しで)立つ日本最古のコンクリート建造物、「針尾送信所」である。16:00までだが、ボランティアの人がいる時は、中を見学できる。すぐ脇には古い建物があり、良い具合につたが這っている(が、そこには入れない)。塔内のおもりで三本の間にワイヤーを張り、風に耐えるしかけだったそうだ。