2008 女子バレーワールドグランプリって何?

06202008 誇りはどこに行った

バレーボールのワールドグランプリ、と言うものが始まった。
見るとも無くテレビを点けていたが、聴覚的に全くお粗末なPA陣であること(ステレオになったり片耳になったり、音量が変わったりする)は瑣末なこと。

アナウンサー、解説者、テレビ局によって組織された応援団のいずれもがオリムピックの「前哨戦」と言っている。

ワールドグランプリとは言え、十四カ国しか参加しない。

ワールドグランプリとは言え、日本で開催されている。

一体この大会の主催者は誰なのか。

参加国は、どんな公正さを持って選択されているのか。(望めば全ての国に参加権があるのか。)

参加国のあご足代はどこからお金が出ているのか。

何ヶ国に配信されているのか。

オリムピックのために「(実力の)すべてを見せてしまうのは避けたい」などと言っている。

しかし参加国の多くはオリムピックへの参加が決まっていて、解説者らはその分析に余念が無い。

このワールドグランプリには威厳というものが全く無い。

テレビ局は大切なことは何も報道しない。

ドラマの出演者を多数動員して「ニッポン(チャチャチャ)」を連呼している。

これを遠路来てくれた諸外国の方々はどう受け止めるだろうか。

作られた選手のドラマ。

強制的な、そしてテレビであるまじき自発的なアジテーション。

ああ、
日本人であることが恥ずかしい。

日本人でいることと日本人であること。その誇りは報道の、応援のどこにも見られない。
参加者だけが背負っている。

こんな番組要らない。スポンサーの品位すら疑われる。