Hack to the Basic. 今更 Snow Leopard (10.6.3)

あるいはマカーの義理立て。
先日、三年ぶりにアップルアカウントにログインし、クレジットカードの有効期限をアップデートし、MacOS英語版を購入した。今、巷で話題なのは無料で落とせるMavericsであるが、購入したのはSnow Leopard、DVDメディアが\2000。黒い円筒型のMacも危うくクリックしそうになったが何とか留まった。

まあ、すぐにやめるかも知れないが、今一度、MacOSを起動しようとしている。私の最近のMacはPowerBook Duo2300、その実PowerBook Duo230の基板をPowerPCボードに交換した代物であり、手持ちのMacときたらMacintosh SE/30だけである。(ところでAppleはMacintoshと言う品種名称は捨てたのだろうか。)

OSのメジャーバージョン番号は過去に購入したOSより1しか変わっていないが、隔世の感がある。でもま、ハードウェアは使用頻度の低いDell mini9があるし、Apple社の嫌うHacintoshも形を成してきた。なので、ハードなきOS購入、と言うわけである。

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一度10.6.8にも上げたんだけど、USBが死んだので、当座このまま使ってみよう。まだ不安定だ。

ビジネス的に見れば、NextStep同様、Macintoshを維持するのはwaste of timeである。しかし、それを敢えてやるのは趣味だから?まあ、SE/30で漢字Talkを1000回くらいインストールしたおかげで、今の私があるのも事実、人生の多少の足しにはなるだろう。とりわけこれでやりたいことがあるわけでもないが、ただの情報収集、Apple Store で2000円。雑誌なら半日しか楽しめないが、これは5日は遊べる。因みにこのお値段、ヤフオクでも同様か、それ以上の値段が付いているのは何故だろうか?
※因みに、これをPCにインストールしたらライセンス違反になる(と思う)。まあ、これは購入前の評価の一環と思って見逃して下さい。orz
あと10回くらい試行錯誤すれば10.6.8に上がり、Mavericksへの道が拓けるかな。


以下、メモ。
尚、このメモは私の試行錯誤の範囲内で動いた、ってだけで、これ以外の組み合わせでも当然起動するだろう。また、一部にメーカー不明のデバイスがあるので、この通りにやってもうまくいかない、ってこともあるので念のため。何があってもあなた以外の誰も何の責任も取らない。

1. ソフトウェア
(1) Mac OS X Snow Leopard version 10.6.3
(2) TransMac version 10.6 15日間の評価モードで使用。サムドライブを作るのに使用。
(3) tonymacx86 iBoot-Legacy-2.7.2 こいつのブートイメージ(.isoファイル)iBoot-Legacy.iso
(4) Netbook Installer 0.8.5Pre
(5) Infra Recorder version 0.53.0.0 (unicode, x64) .isoイメージをCD, DVDから取り出す、あるいは焼くソフトであれば何でも良いかと。
(6) PartedMagic version??? 無くても良いが、インストール前にターゲットPCのパーティションをSecure Eraseする。ブートCDのイメージファイル。同様の他のパーティション分割ツール、例えばMini Tool Partition Wizardなどでも良いかと。

2. ハードウェア
(1) Windowsパソコン Windows 8.1 Professional 64bit ソフトのダウンロード、メディアの作成、WEBサイトを作業中に参照するため。
(2) ターゲットPC DELL mini9 (Inspiron 910) with MM2G SSD64G BIOSは最新のA07だった。元々LINUX用だが、正規ライセンスのWindows XP SP3で使っていた。
(3) Super Mult DVD Drive LG電子のModel GSA-H10N (たまたま家にあったPATAドライブ。元々デスクトップPCに入れていたものを残していた裸のドライブ。)こいつから起動できなければならないので、物を選ぶ。
(4) (3)を(2)につなぐための、無名のPATA-USB変換ケーブル+12V ACアダプターのセット。よくある裸のPC内蔵IDE機器をUSB接続するアダプタセットだが、モノによってはCD起動できないことがある。二種類もっていたが片方はダメだった。

3. メディア
(1) CD-R or CD-RW x 2枚
(2) USBサムドライブ 16GB PQi こいつも物を選ぶようである。
(3) USBサムドライブ 256MB

4. 作業手順
(1) CD-Rの一枚にソフトウェアのPartedMagicを焼く。
(2) もう一枚のCD-RにソフトウェアのiBoot-Legacyを焼く。
(3) ソフトウェアの(5)を使い、Windows上でSnowLeopardを.iso形式に変換する。
(4) その.isoファイルをTransmacを用いてサムドライブに展開保存する。(16GBのサムドライブが必要。)
(5) mini9の左側奥のUSBポートにCD-ROMドライブを挿す。
(6) PartedMagicのCDでmini9を起動し、内蔵SSDをWipe, SecureEraseする。更にそのCD上のGPartedを使ってパーティションテーブルを作っておく。(不要かも)一旦終了して電源オフ。
(7) mini9の右側のUSBポートに(4)のサムドライブを挿す。CDをiBoot-Legacyに入れ替え、起動。
(8) iBootの画面が出たらインストールDVD(サムドライブ)から起動。
(9) インストーラの最初の画面が出たらメニューからディスクユーティリティを開き、パーティションを作る。シングルパーティション、オプションでGUIDテーブルを選んで適用。
(10) ディスクユーティリティを終了し、インストーラをcontinue
(11) 適当に入力してインストールを終わらせる。
(12) CDはそのまま、右側のインストール用サムドライブは取り外して再起動。内蔵ドライブから起動。(するはず)
(13) 容量の少ないUSBサムドライブにNetbookInstallerをコピーし(サムドライブのフォーマットはFAT32で良い。また、NetbookINstallerもzipのままで良い)、右側のUSBポートに挿す。
(14) 適当な場所にNetbookInstallerをコピーする。ダブルクリックで起動。(zipの場合はそれで解凍されるNetbookInstallerを更にダブルクリックする。)
(15) NetboolInstallerの画面で、内蔵ドライブを選択し、インストール。

以上で終了。全ドライブを外して起動するか確認する。
※Macを持ってる人はインストール用サムドライブにNetbookBootMakerって奴でパッチを当てるらしいけど。新しいMac持ってなかったんで。