停電の夜

2010/12/31

 この日の早朝、日付が変わったばかりの午前0時30分頃から同45分頃までに断続的に三回の停電あり。
 対岸の街には電気は来ているようだったが、短い橋を隔ててこの地域は真っ暗になった、いや、昨日からのこの冬初の積雪で、ほのかに明るいかな。寝てた人にはわからなかったかも。
 停電なんて子供の頃以来だからちょっと書き記そうと思ったのさ。
 親子電話が面倒だ。子機が、受話器を上げられた状態になって通信を試みるノイズがしばらく続く。家内はヒートポンプが止まって凍るのではないかと心配する。まあ、温水タンクがあるわけで、時計もリモコン内の電池バックアップされているし、確認した説明書にも20分以内ならまず問題無いとのことだった。
 テレビの録画番組を見ていたが、HDDには何も問題発生せず。但し、見た位置の記録が抹消されるから、頭出しが電源復旧の度に必要だった。

 問題点がひとつ発覚。

 暖房器具が全て停止した。石油を使うファンヒーターも電気が無ければ不快な臭いを残して停止する。まあ、これでこの地域はちょっと石油ストーブが売れるかも知れない。

 先日買った白色LEDのマグライトが明るくて役に立った。単三電池1本で点灯する0.5WLEDハンドライトは手元程度しか照らせなかったが、ま、ハンディさの利点はあってすぐに使えた。ま、こいつには電動歯ブラシの使い切った電池を入れてるから暗いのかもね。
 ああ、それからこの原稿を書いているネットブックは先日大容量バッテリを購入していたので、ACアダプタなしでもあと7時間は大丈夫だ。


 それにしてもこの夜の雪は深い。以前住んでいた関東地区では、クリスマスには何とか間に合って積雪があったが、ここに戻ってきてからは初めてだ。5センチくらいかな。でも雪の日は風の日の次に好きだ。風の日は何かを変えてくれる気がするが、雪の日は静かに落ち着いた時間をくれる。