ナガサキの原爆の日です

 僕たちの原爆の日


 明日になってしまわぬ内に黙祷をささげよう
 逝ってしまった人に

 苦しんでいる人には祈りをささげよう
 何よりも心の安らかならんことを


 僕らはヒバクシャの声を聞いたけど、

 それを理解しているか

 それが意味するところを実践しているか

 暑い夏の登校日、「ああ、またか」と思っていた自分は成長したか

 ヒバク、と言う偏った見かたに陥っていないか

 戦争と言うものの重みを正しく伝えられるか

 「戦争ばなし」に馴れ合っていないか

 自分たちを「被害者」と決めつけていないか

 自分たち、とは何か常に考えているか。


 僕の今日のはたらきは、
 何人かを救い
 何人かを殺すだろう。
 だから
 日々の多忙を、今日の一瞬だけは祈りに捧げよう



…被爆県の住人は、他の地域より、より強力な平和教育を受けるようです。長崎県の場合、いつも登校日は原爆の日でした。私は戦争をまったく知らない世代ですが、今、この瞬間にも私たちの税金が戦争のために使われていることは認識していたいと思います。残念ながら今の私には「認識」以上のことはできません。でも考えれば判ります。私=他人、であり被害加害はプラスマイナスゼロ。非生産的この上ありません。今、エコブームですが、もう少しその本質を掘り下げてみましょう。結局、自分の「種」が生き残ること、が全ての生命に与えられた宿題であり、発生から時間の少ないホモサピエンスの場合はまだその試行錯誤の段階なのです。その宿題を人類ならではの調和(=理性)の下に解くことができたなら、ホモサピエンスの次の進化は素晴らしいものになるでしょう。しかし、宿題には期限があります。エコブームの役割とは、その期限を万人に知らせることなのだと思っています。